- 「抹茶」に含まれる鉄分ってどれくらい多いの？
- 「抹茶」にはどのくらいのカフェインが含まれているの？
- 「抹茶」にはどのくらいのタンニンが含まれているの？
- 「抹茶」を飲むことによる鉄分以外の効果・効能は？
- 「抹茶」は1日にどれくらい飲むのがいいの？
「抹茶」に含まれる鉄分ってどれくらい多いの？
抹茶（粉末）には大さじ1杯（6g）あたり1.0㎎の鉄分（非ヘム鉄）が含まれています。鉄分の量は、本当に本当に豊富です。豊富といっても、これは飲み物類では最高峰！最も豊富に含まれている鉄分含有量なんです。
もちろんあれですよ。コンビニなどの売っている「鉄分配合の飲むヨーグルト」みたいな、食品添加物で鉄分を配合させた飲み物はまた別物ですので、そういった妊婦には極めて危険な飲み物に比べれば、鉄分含有量では圧倒的に劣ります。
余談ですが、そもそも鉄分配合の飲むヨーグルトなどには、常識では考えられないような鉄分がわずかな量の液体に含まれています。そのことについての、詳しいお話はこちらの記事でお伝えしていますのでこちらでどうぞ。
で、この抹茶なのですが、鉄分が最も豊富であるというメリットがある一方で、カフェイン配合であるということがやはり要注意です。
「抹茶」にはどのくらいのカフェインが含まれているの？
お茶類には、やっぱりカフェインは入っています。これはもう仕方ないんですよね。
カフェインが入っていないお茶類の飲み物もありますけど、そういったものはかなり貴重、レアです★ルイボスティーなんかは、鉄分配合で代表的なハーブティーの1つです。
だらからカフェインが入っているからって完全に避けようとしても、それはかなり厳しい食生活を強いられることになりますので、そこは無理してはいけません。
1日に摂取しても、体には何ら影響のないとされるカフェインの摂取量が、1日に200mlとされています。これは妊婦についても同様です。
この量は、お抹茶1杯に換算するとどれくらいか？といいますと、だいたい30～40㎎含まれています。
ですので、お抹茶を飲む量に関しては、1日に飲む他の飲み物とのバランスを考えながら摂り入れるようにしていってください。
抹茶は、何度も言いますが、鉄分を補うことを中心の食生活を送りたい、貧血に悩まされているという妊婦であれば、真っ先に摂り入れるべき飲み物です。
1.0㎎という量は、妊娠初期に不足しているとされる鉄分の量と同じ数値になります。多くの飲み物には、鉄分は基本的には1杯分で0.2～0.3㎎くらいしか含まれていません。ですので、この量は本当に豊富なんです‼（2回目）
「抹茶」にはどのくらいのタンニンが含まれているの？
抹茶にはカフェインの他にも、お茶特有の渋みの原因ともなっているタンニンが含まれています。
このタンニンというのが、実は鉄分不足を解消したいというときには、非常にやっかいで、もしタンニンを摂りすぎると鉄分の体への吸収率を下げてしまうんです。
だから、タンニンの過剰摂取をしてしまっていると、どれだけ鉄分を同時に摂っていたとしても、効果が下がってしまうということをまずは知っておきましょう。
で、このタンニンが抹茶にはどのくらい入ってるの？ということですが、結論から言いますと、それほど豊富には含まれていません！
お茶類の中でタンニンの含有量を比較すると、タンニンの含有量が多い順番に
- 紅茶⇒20％
- 煎茶⇒13％
- ウーロン茶⇒12.5％
- 番茶⇒11％
- 抹茶・玉露⇒10％
- ほうじ茶⇒9.5％
というのがタンニンの含有率の目安です。ちなみに麦茶はごくごくわずか。コーヒーは紅茶の3倍ものタンニンが含まれているということです。
だからコーヒーってカフェインもたっぷり、タンニンもたっぷりなので、コーヒー大好きな妊婦は、かなり注意が必要ですね。。
コーヒーそれ自体を飲み過ぎることによる妊娠中の体へのデメリットはそこまでなくても、タンニンのせいで、鉄分の吸収を邪魔してしまうとなると、もう妊娠中は飲まないほうが絶対いいじゃん！って話ですね(^-^;
※だから絶対に言えることは、妊婦が貧血に悩まされていて、真っ先に我慢すべきものが何か？って聞かれたら、即答で「コーヒー！！！！」で確定ですね。
「抹茶」を飲むことによる鉄分以外の効果・効能は？
抹茶には、カフェインとタンニンが含まれているということ。そして、その量は決して多くはないということは理解できましたよね。
そのデメリットを除いては、妊婦が抹茶を積極的に飲むことによる効果・効能は鉄分以外にも期待できます。
※もちろん、カフェインとタンニンが完全なる”悪”ということでは決してありませよ。
これは鉄分を補給するという点と、妊婦の体とお腹の赤ちゃんにとっての影響を考えた視点で、この2つの成分を摂りすぎることのリスクを指摘していますのでそこは勘違いされないように！
で、話を戻しまして、抹茶に期待できる効果・効能についてですが、今回も挙げればきりがないほどありますので、ざっくりとお伝えしておきます。
- 肥満予防の効果
- アンチエイジングの効果
- リラクゼーションの効果
- 認知症改善の効果
- 美肌効果
- 虫歯予防
参照：抹茶の効能・良い抹茶の条件 ｜ 抹茶について【株式会社あいや】
「抹茶」は1日にどれくらい飲むのがいいの？
抹茶って正直、そんなんにガブガブ飲むものではないですし、1日の中で飲み過ぎるってこともないですよね。
もちろん家系が、抹茶を作ってますみたいな方は違うかもしれませんが、そうでなければ、飲み過ぎる心配は恐らくないでしょう。。
では最後に、目安としてどれくらいなら飲んで大丈夫なのかをお伝えしておきます。飲み過ぎたとしても、２～３杯くらいが１日の上限摂取量です。
このくらいの量であればカフェイン、タンニンの摂取量を考慮しても妊婦にも直接的な問題はありません。
あとは、なるべく毎日飲むということは控えるようにしましょう。リラックス効果もあることからホット一息つきたい時であったり、週に数回を目安に日をあけて摂り入れるようにする飲み方がおすすめです。
私が妊娠中に毎日欠かさず飲み続けていた「たった1つの飲み物」をのぞいてみる
