妊娠中にこのような症状に悩まされている女性はいないでしょうか?
☑フラフラしたり、立ちくらみすることがある
☑コリがひどく、体が重たく感じる
☑肌荒れしていたり、髪の毛がパサついている
こんな症状に悩まされているという妊婦さんは要注意です。
なぜなら、こういった症状の1つの原因として鉄分不足が考えられるからです。
というのも、現代の日本人女性の4人に1人には貧血の症状が出るというくらい妊娠中には鉄分不足が顕著に出てしまっているのです。
妊婦に必要な「1日分の鉄分」を以下表を目安に1度確認しましょう
下記表内の「普段の食事で摂取する平均量」については20~30代女性の平均を記載しています。
参照:厚生労働省「平成25年 国民健康・栄養調査」「日本人の食事摂取基準(2015年版)」
上記にある量が、20~30代女性では鉄分不足量の目安量です。
妊婦に起こる貧血のほとんどは鉄欠乏性貧血
今まで貧血になったことがない方でも、妊娠をきっかけに貧血になる方はたくさんいらっしゃいます。妊婦さんの4人にひとりは貧血の傾向、というデータもあるほどです。妊娠中の貧血、その多くは鉄分が不足することによる鉄欠乏性貧血です。
もし鉄分不足のままの食生活を続けていると、お腹の赤ちゃんに充分な栄養が届けられず、赤ちゃんの発育が悪くなったりするという危険性があります。
また、お母さんもお産の時には微弱陣痛や出産時の血圧の低下などのトラブルも招きかねなません。
赤ちゃんに送られている酸素は、お母さんのへその緒でつながっている血液を通して運ばれています。
つまり、お母さんが貧血状態では、赤ちゃんにも充分な酸素を送ることができなくなってしまうのです。
赤ちゃんが充分な鉄分をもらえない状態がつづくと、情緒不安定の子供が生まれてくる
原因になるとも言われてます。
そうならないためにも、鉄分の不足しがちな妊婦さんにとって鉄分の多い食品を体に取り入れることが赤ちゃんのためには、どれだけ大切であるかとうことかを、もし意識できてなかったのであれば今日からでも気を付けるようにしましょう。
「妊娠中の鉄分不足→サプリメントで解消」は慎重に!
だからといって、私がどうしてもあなたに避けてほしいことはこういった日本の鉄分不足の女性の統計データの事実を知って、鉄分配合のサプリメント等にむやみに手を出してしまうことです。
もちろんサプリメントを全面的に否定するつもりはありません。
でも、私はお腹の赤ちゃんのためにもサプリメントを飲み続けるということがいったい何を意味するのか?という事実くらいは認識したうえで私はアドバイスしています。
そもそも、サプリメントなどに頼らなくとも鉄分豊富な食品、飲み物を効率よくかしこく体に摂り入れていれば妊娠中の鉄分不足は解消していくことは可能なのです。
さいごに
妊婦の食生活において、鉄分が不足しがちで貧血気味の方は非常に多いです。
特に妊娠中期~後期は鉄分がさらに必要になるので意識的に摂取する必要もあります。
是非とも、このブログを通してお腹の赤ちゃんのためにも鉄分の多い食品についての正しい知識をつけていただければと心から願っております。