- 「豆乳」に含まれている鉄分の量は?
- 「豆乳」を毎日の生活に摂り入れるハードルってめちゃくちゃ低いですよね!
- 「豆乳」を日々の生活に1日1杯(200g)摂り入れるくらいの量がベストです!
- 妊婦が大豆イソフラボンを摂りすぎると何がイケナイの?
「豆乳」に含まれている鉄分の量は?
「豆乳」(コップ1杯200g)には2.4㎎の鉄分(非ヘム鉄)が含まれています。鉄分の多い飲み物として、最も代表的なものを3つあげてくださいといわれれば、私は「抹茶」「ココア」「豆乳」の3つを上げます。
この3つが飲み物類の中では最も豊富な鉄分含有量を誇る、いわゆる鉄分の多い飲み物であることを覚えておいてください。
もちろん、この他にも厳密にはもっと多くの鉄分の多い飲み物はあげることもできますが、そういったものは一般的ではありません。
以前にも紹介したことはありますが、「鉄分配合の飲むヨーグルト」のような飲み物をあげはじめると、確かに鉄分含有量でみると、ダントツの量です。
ただし、こういった飲み物を私は妊婦には絶対におすすめしません。
なぜなら、恐らくほとんどの人が知らないことだとは思いますが、こういった類の人工的に鉄分を添加したものに含まれる鉄分のもととなっている成分(硝酸鉄アンモニウムなど)は妊婦の体には摂り入れるべきではないとされているものであるからです。
「豆乳」を毎日の生活に摂り入れるハードルってめちゃくちゃ低いですよね!
豆乳を飲めばたった1杯で2.4㎎もの鉄分を補うことができます。これは、冷静にものすごい鉄分の量です。
それに豆乳を飲むのってすごく手軽ですよね。ココアなんかはいちいち粉に砂糖を混ぜて、温める手間がかかります。抹茶に関しては、もう普通に生活していては飲むものでもありませんし。
それらの飲み物の比べても、冷蔵庫にいつでも置いておけば、飲みたいと思ったときにパッと飲める便利さがあるのも豆乳のいいところです。
私も豆乳はそのままで飲むこともありましたが、よく青汁の粉末と混ぜて妊娠中は飲んだりしていました。そうすると青汁もマイルドになりますし、豆乳も毎日飲むにしても飽きることがありませんでした。
ただし、豆乳がいくら好きだからといっても、豆乳に関しては妊娠中に飲む量を1日1杯に抑えてもらいたいんです。
「豆乳」を日々の生活に1日1杯(200g)摂り入れるくらいの量がベストです!
どうして1日1杯までがベストな量であるのか?それは、豆乳を飲み過ぎることによって大豆イソフラボンの過剰摂取につながってしまうからです。
大豆イソフラボンというのは、それ自体は悪い栄養素では決してありません。効果・効能としては、主に骨粗鬆症や更年期障害の予防などに効果的と言われています。
大豆イソフラボンには他にも、がん予防や糖尿病予防、生活習慣病の予防にも効果的であるわけです。
ですので、ダメなのはあくまで、摂りすぎることです。特に、妊娠中の摂り過ぎには注意すべきといわれているのです。
妊婦が大豆イソフラボンを摂りすぎると何がイケナイの?
大豆イソフラボンを摂りすぎることによる妊婦への悪影響についてお伝えしておきます。
まず、妊娠中の女性の体では、エストロゲンとプロゲステロンという2つの成長ホルモンが妊婦と赤ちゃん両者の体のサポートしています。
そのうちの、プロゲステロンに似た性質を持っているものが大豆イソフラボンです。
つまり、大豆イソフラボンを過剰に摂り過ぎたときに何が起きるかというと、2つの成長ホルモンのバランスが崩れれてしまう可能性が出てくるのです。
バランスが崩れるとどうなるかというと、結果、お腹の赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼしてしまう可能性がでてくるというわけです。
豆乳に限らず、この大豆イソフラボンというのは大豆製品のすべてに含まれています。ちなみに豆乳1杯200gには、大豆イソフラボン41㎎が含まれています。
1日の妊娠中の女性の、大豆イソフラボンの摂取上限量というのが70~75㎎とされていますから、豆乳を1日に2杯飲んだだけで、この上限値に簡単に達してしまうわけです。
そういうわけで、その他の大豆製品を口にすることも考えて1日に豆乳は1杯にしておきましょうというわけです。
もちろん、この量以上の大豆イソフラボンを飲んでしまったからといって、すぐにお腹の赤ちゃんに悪影響が出るのかといわれればそうではありません。あくまでこれは可能性の話です。
しかし、気を付けるにこしたことはありません。豆乳を含めて大豆製品には、鉄分の多い飲み物としての役割以外にも、美肌効果や健康にも良いとされる食品であることは有名な話です。
これらのメリットを享受するためにも、できることなら鉄分不足解消のためにも豆乳は毎日1杯を目安に摂り入れていっていい飲み物といえますね。