妊婦におすすめの鉄分の多い飲み物まとめ

鉄分が不足しがちで貧血気味の妊婦は非常に多いです。特に、妊娠初期のつわりがひどくて食べ物を口にしていないと、さらに鉄分不足もひどくなりがち。そんな時にも備えて、鉄分の多い飲み物のことをもっと知っておきましょう。

「ひじき」は数ある鉄分の多い食品の中でも非ヘム鉄の含有量ではトップクラスで妊婦にもおすすめ!

 

「ひじき」に含まれる鉄分は?

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「ひじき」にはだいたいスプーン一杯分(大さじ一杯4g)あたり2.3㎎の鉄分(非ヘム鉄)が含まれています。

 

ひじきと一言にいっても

 

・乾燥ひじき

・ゆでられた状態のひじき

 

に分類できます。

 

冒頭に述べたひじきにふくまれる鉄分というのは、乾燥したひじきをさしていますので、その点だけ勘違いされませんように。

 

ゆでた状態の「ひじき」でみるともちろん鉄分の含有量は減ってしまうのですが、鉄分が完全になくなってしまうのかといわれるとそういうわけではありません。

 

ただし、ひじきをゆでますとご存知のように約7倍ほどにふくらんでしまうのです。

 

つまり、この膨張した状態のひじきをそのまま乾燥した状態でのひじきで換算すると、一人前でもかなりの量になってしまいます。。。

 

ですので改めまして、このゆでられた状態のひじきでの一人前(70g)でどのくらいの量の鉄分が含まれているのかというとそれが1.9㎎です。

 

普段の食事からでいえば毎食ひじきを一人前とちょっと食べておけば簡単に一日分に必要な鉄分が、ひじきで補えてる計算になりますね。

 

※あくまで数字上の計算です。そこは吸収率をあげる食事との食べ合わせで工夫するようにしましょう。

 

※妊婦さんに必要な一日分の鉄分の量は以下でご確認ください。

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※普段の食事で摂取する平均量は20~30代女性の平均を記載
参照:厚生労働省「平成25年 国民健康・栄養調査」「日本人の食事摂取基準(2015年版)」

 

しかし、妊婦さんに必要な一日分の鉄分は妊娠中期~後期にかけては18㎎と推奨されていることからも、なかなかひじきだけで補うというのは厳しいです。

 

ひじきに含まれる鉄分の量は他の海藻類や、野菜類と比較しても圧倒的に多いとはいってもこれだけ食べておけば大丈夫だというわけではありません。

 

しかしながら、赤ちゃんにも優しい鉄分の多い食品としては素晴らしすぎるこの「ひじき」を妊娠中の女性が鉄分不足を補うための普段の食事に生かさない手はありません!

 

私はひじきをお味噌汁の具材としてもしょっちゅう入れていましたしひじきの煮物は作り置きしておいたり、ひじきご飯なんかはもっと簡単なので定番メニューにしていましたよ。

 

「ひじき」に含まれるヒ素が妊娠中の体に悪影響を及ぼすの?

 

ひじきには鉄分不足を補える最高の食品としてのメリットもある一方で、妊娠中の体に悪影響を及ぼすヒ素が含まれていることがわかっています。

 

厚生労働省によると体重50kgの成人が1日に4.7g以上乾燥ひじきを毎日継続的に摂取した場合に、健康を害するリスクが高まるといわれています。

 

ですが、乾燥ひじきに含まれるヒ素は水で戻すことで溶け出さすことができるんです。

 

普段ひじきを乾燥したままで毎日食べ続けていくということはないと思いますが、ひじきを約60分間水に浸けて戻すと約68%のヒ素が溶け出すといわれています。

 

そして、ひじきを水戻ししたあとに5分ほど茹でるだけで、ヒ素の含有量をそこからさらに減らせるのです。

 

ひじきの茹で汁には溶け出したヒ素がごく少量ですが含まれているのでその後の調理には使わないようすることが賢明でしょう。

 

つまり、ひじきから摂れる鉄分だけを意識すれば無理やりにでも乾燥したひじきを毎日食べ続けようしていた妊婦さんは要注意です!!

 

しっかり乾燥ひじきは水でもどして、それから茹でる調理をして食べることを心掛けてください。

 

そうすれば、ひじきに含まれるヒ素についても過剰に心配する必要はありませんので、安心してください。

 

まとめ

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数ある鉄分の多い食品の中でも、野菜、海藻、大豆類に含まれる非ヘム鉄の含有量はトップクラスにあたる鉄分の食品。

 

それが「ひじき」ですので今日から日々の食生活に早速摂り入れてみてはどうでしょうか。

 

それでは、今日はこの辺で。